アシスタントの素行問題2

前回: https://sudden94death.hatenablog.com/entry/2023/07/24/134049

 

全ての決定権は盆ノ木氏にあり、キャラの生産元がどこであれ優れた作品が世に出ていれば関係の無い事だ。

しかし、その抜け切らない同人サークル感覚が公式イラストに影響を及ぼしている、というのが最大の問題点である。

吸死の主人公は言うまでもなく、ドラルクとロナルドのコンビだ。

ヒナイチも一応メインキャラ枠ではあるが登場回は全体的に見れば少ない方で、単行本1冊につき1〜2話程度しかない。

キャラ人気は殆ど主役コンビが占めていて、ブラインド商品、くじ、受注生産品以外でヒナイチのグッズが出る事も稀だ。

 

にも関わらずカラーイラストにはやたらとヒナイチが登場する。

主役組を差し置いてセンターカラーがヒナイチのソロ絵になったり、主役組の間に割り込むような構図もしばしば見られる為、「アシスタントがお気に入りキャラであるヒナイチをごり押ししている」と、同人活動の件を知らないファンからも不満の声が上がっていた。

まるで主人公かのようなポジション。

 

本編に一切登場しない回でのソロカラー。

 

ファンブック2表紙。

 

不満の声に対し「言いがかり」と原作者サイドを擁護する声も上がっていたが、本当にそうだろうか。

盆ノ木氏はカラー担当アシスタントの影響力について言及している。

YouTubeチャンネルの動画内でも「アシスタントさんを怒らせたくない」と発言していた。

前述した通りアニメにも関わっている事、長年に渡る癒着しきった関係を考慮すれば、言いがかりとは決して言い切れない。

単行本表紙にヒナイチが居るのは25冊中4冊だが、扉絵では主役組との3人絵が12回、他キャラとの絵が2回の計14回。実に半分近くを占めている。出番の割に多すぎる、という印象だ。

また、ファンブック2に関しては、問題となるのは表紙だけではない。

収録されている内容から、ロナルドの本名が(ねこゆき氏の推しである)豊臣秀吉※に由来する事、ヒヨシは元々「ヒデヨシ」だった事が分かる。

※幼名 : 日吉丸→木下藤吉郎→木下秀吉

キャラの名付け、それもサブキャラだけならともかく主人公の本名という重要な情報を、アシスタントへの忖度で決めるとは……と、ここでも事情を知っているファンからは不満が噴出していた。

 

ラルクとヒナイチを隣同士に配置し、ロナルドとの間に一定の距離を空けさせ、そのうえ不機嫌そうな表情、あるいは無表情に描くという不自然極まりないイラストも見られる。

謎の距離感。

 

謎の距離感2(公式アンソロ1巻表紙絵)。

 

主役コンビメインの絵は12枚中3枚しかないのに、ヒナイチの出現率がやたらと高いカレンダー。

詳細は以下の記事にて。

応募者全員サービス カレンダー - 吸血鬼すぐ死ぬ炎上まとめ

 

絵柄が繋がる3週連続付録ポストカード(右上)の並び順がドラ、ヒナ、ロナ。

描き下ろしでない方も含めると3週連続でヒナイチがいる。

(画像提供ありがとうございました)

 

センター割り込み&ロナルド一人だけ表情が死んでいる(店頭パネルやポスターの配置も画像と同じである事を確認済み)。

描いたのはアニメスタッフだが、原作者(キャラの表情にも口を出すほどアニメに大きく関わっていた)が監修している以上、ねこゆき氏も全く関わっていないとは考えにくい。

また、他コラボカフェのメインビジュアルにヒナイチが含まれているものは見当たらない。

 

【みっぴき】

主役コンビ+ジョン。この組み合わせはファンの間で「にっぴき」と呼ばれている。

発祥は盆ノ木氏だ。

本編での初出は第183死「おっさんたちの100円勝負」(本誌掲載2019年8月1日/単行本15巻収録)

 

後に「にっぴき」+ヒナイチで「みっぴき」という呼称も出てきたが、盆ノ木氏は「みっぴき」という呼称を使用していない。

※2023年11月19日時点

公式ファンブック第1巻(2021年9月発売)の相関図には「みっぴき」が使われている。

出典

吸血鬼すぐ死ぬ 公式ファンブック 週刊バンパイアハンター特別増刊号 - 盆ノ木至, 週刊少年チャンピオン編集部 - Google ブックス

 

ねこゆき氏は2018年10月5日から「みっぴき」呼称を使用しており、Twitter画像検索を古い順に並べるとねこゆき氏の絵がトップに出てくる。

以上の点から「みっぴき」という呼称は、ねこゆき氏発祥の可能性が高い。

【追記】

2018年10月5日以前に「みっぴき」呼びしているツイートがないか、2015年1月1日まで遡って検索したが見当たらなかった。

上記イラストはCP要素無しと見せかけてドラヒナ要素を含んでおり、本来なら同志以外に見せない配慮が不可欠である。

 

床下寄生設定はねこゆき氏の要望によるもの。

 

任務の為という建前で床下に寄生しているだけの警察官が事務所組に入れられているのは、冷静に考えればおかしなものだ。

 

 

白々しいにも程がある。

【BL嫌い】

吸死の二次創作界隈で人気CP第1位はロナドラ(ロナルド×ドラルク)、2位がドラロナ(ドラルク×ロナルド)だ。

参考:pixiv

主役が男性バディなうえ女性キャラとの恋愛要素がほぼ無いので無理もないが、ねこゆき氏はアンチBLを公言している。

(ただし、Twitterのフォロー中アカウントの中にはBL描きも居る)

元々はドラロナ・ロナドラも読めてはいたようだが、次第に地雷(絶対に受け入れられないもの)化していったようだ。

同人誌については盆ノ木氏(※腐女子疑惑あり)に頼まれて代理購入していた可能性も捨てきれない。

※詳細は原作者のやらかし-疑惑編- - 吸血鬼すぐ死ぬ炎上まとめ

 

ラルクとロナルドを引き離し、二人とも攻めにして主役CPを不成立にする意図でロナ半(ロナルド×半田)推しを公言していたとの噂も見受けられる(真偽不明。情報提供求む)。

公式側の人間が、二次創作CPの好き嫌いでキャラ配置を決めているとしたら……とは考えたくもない。

 

【ヒナイチ総受け】

過去のツイートを遡ると、

ロナヒナ(ロナルド×ヒナイチ)

ドラロナヒナ(3P)

ナギヒナ(ナギリ×ヒナイチ)

Yヒナ(Y談おじさん×ヒナイチ)

半ヒナ(半田×ヒナイチ)

等、相手の男性キャラを入れ替えたCP妄想も出てくる。

ドラヒナ本命ではあるものの、基本的に逆ハーレム総受け志向なのだろう。

 

以下、下品極まりない内容のスクショ画像が続く。苦手な方は飛ばす事をおすすめする。

 

既婚キャラにも容赦ない。

 

もう一人のアバターコユキを使った拳コユ(野球拳大好き×コユキ)も推しCPの一つ。

オリキャラ2体。

「アニメで使われてた方」→NKK「天才テレビくん」枠内で1998〜1999年に放送された「アリスSOS」の事だろう。

主題歌は「ピンク・レディー / S・O・S」を主演声優がカバーしたものだった。

ラルクの髪が猫耳のように塗られているのは、作中に登場する「なめくじ猫」のパロディなのかもしれない。

 

公開アカウントでここまで堂々と卑猥な話をするのは如何なものだろうか。

特に高頻度で描かれる三人組(みっぴき)を、そういう目で見ながら塗っていたのかと思うと虫酸が走る。

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時々誤解しているファンも居るが、原作でドラルクとヒナイチの恋愛要素は一切ない。

一方通行ではあるものの、はっきり恋愛感情の描かれているサンズ→ロナルドとは対照的だ。

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「推しが思い通りに描かれないのが気に入らないからと理不尽に叩くな」と公式サイドを擁護する声も少なくないが、見当違いにも程がある。

プロとして公私は分けるべき、という当たり前の話だ。

 

そもそも二次創作は「公式に迷惑をかけない」「一般人(本来であれば公式も含む)の目に触れさせない」が大前提である。

二次創作との線引きをせず、お気に入りキャラ・CPのごり押しで本編や公式イラストを侵食していては、プロの仕事とは言えない。

仕事で関わった作品でどうしても二次創作をしたいなら、全年齢オールキャラに止めるのが一般的だ。

非公式CPや性的な内容を含むなら、アシスタント名義と全く異なるHNで鍵アカにする等の配慮が必要だろう。

 

軽率な行動でヘイトを買い、グッズの売り上げにも影響が出ている(ヒナイチがいるならこのくじは引かない、といった意見も散見される※)状況は、果たして迷惑をかけていないと言い切れるのだろうか?

それでも盆ノ木氏が黙認し続け、秋田書店も動かない(アンケートや手紙で苦言しても一向に改善が見られないとの声が多数)以上、ファンに出来る事は何も無いのが現実である。

 

次回へ続く。